国権酒造

国権酒造
introduction

会津は全国新酒鑑評会にて全国で一番多くの酒蔵が金賞を受賞している日本でも有数の酒処だ、その一つに南会津で連続9年金賞を受賞している酒蔵・国権酒造がある。
創業139年、時代の変化の波を乗り越え彼らの作る酒は全国に認められるものとなった、当然のごとく毎年金賞を受賞し続ける造りとはどのようなものなのか、その姿に迫ります。

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「鑑評会のストライクゾーンは分かっている」
国権酒造杜氏・佐藤さんはそう、はにかんだ笑顔で言い切った。
言い切った通りに今年も、国権酒造は新酒鑑評会で金賞を受賞し、金賞受賞連続8年になる。

冬の会津

冬の会津

会津の冬は雪が深く冷え込む、その厳しい環境は日本酒作りに適しているため昔から酒造りが行われてきた。
現在、会津地域では約30軒ちかくの酒蔵がしのぎを削っている、全国新酒鑑評会において一番多くの酒蔵が金賞を受賞し、日本でも有数の酒どころだ。
国権酒造のある南会津は会津のなかでもさらに雪深く、厳しい環境がその味を際限まで引き出し、美味い酒を造りだしている。

佐藤杜氏

佐藤杜氏

「今年で新酒鑑評会での金賞受賞は何回目ですか」
そう聞くと佐藤さんからははっきりした答えが返ってこない、
「7年?8年?」
受賞歴には興味がないようだ。
「受賞するために必要なことはなんですか」
「いかにマニュアルに近づけるか、一つ一つの工程を精確に進めるかですよ」
と簡単に答える、簡単に「セイカクに進めるか」と佐藤さんは言ったが、日々の工程を追い見えたのは、綿密さを問う“精確に進める”だった。

1つの間違いがタンク全ての日本酒の味を狂わせていく。

投稿者: cool会津編集長